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16-D-0216
2016
年
6
月
15
日
株式会社日本格付研究所(
JCR
)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社キッツ
(証券コード:6498)
【見通し変更】
長期発行体格付 A-
格付の見通し 安定的 → ポジティブ
■格付事由
(1)
バルブメーカー国内最大手。鋳造からの一貫生産体制と広範な国内販売体制を構築している。これまで、
複数の
M&A
によって事業基盤を拡充し、とくに建築設備用などの汎用バルブを強みとしている。また、
黄銅棒を中心とする伸銅品事業やリゾートホテル運営などのサービス事業も手掛ける。
(2)
近年は営業利益が継続的に
60
億円超で推移するなど、収益は堅調に推移している。今後は中国経済の減
速など海外の市況悪化が懸念されるものの、国内建築設備向けバルブの需要回復や原価低減などにより、
キャッシュフロー創出力が向上する可能性が高いと考えている。また財務諸指標は良好である。今後の設
備投資は営業キャッシュフローで吸収可能と見ており、財務構成の改善が進む可能性が高い。以上より格
付は据え置くものの、見通しをポジティブに変更した。
(3)
16/3
期の営業利益は
72
億円(前期比
5.2%増)となった。半導体設備向けバルブが好調に推移したこと
や、銅相場の下落が主な要因である。17/3
期の営業利益は
80
億円(前期比
10.4%増)の計画である。海
外において欧州や中国の不振による販売数量減少が懸念されるが、部品の統廃合による原価低減などを進
めることで
3
期連続の増益が見込まれる。また第
3
次中期経営計画(17/3
期-19/3
期)では、最終年度の
営業利益目標
100
億円を掲げている。建築設備、石油化学・一般化学、クリーンエネルギーを重点市場と
した経営資源の集中などに取り組む方針であり、収益力の拡大が出来るかをフォローしていく。
(4)
16/3
期末の自己資本比率は
62.9%など、良好な財務構成を維持している。今後は重点市場への設備投資
が計画されているが、営業キャッシュフローの範囲内に収まる見通しであり、財務構成の改善が進むとみ
ている。なお事業基盤強化を目的に引き続き
M&A
を進める見通しであるものの、これまでと同様多大な
財務負担を伴わず、実行していくと
JCR
では考えている。
(担当)里川 武・外窪 祐作
■格付対象
発行体:株式会社キッツ
【見通し変更】
対象 格付 見通し
長期発行体格付
A-
ポジティブ
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1.
信用格付を付与した年月日
:
2016
年
6
月
10
日
2.
信用格付の付与について代表して責任を有する者
:島田 卓郎
主任格付アナリスト
:里川 武
3.
評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、
JCR
のホームページ(
http://www.jcr.co.jp
)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」
(
2014
年
1
月
6
日)として掲載している。
4.
信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、
JCR
のホームページ(
http://www.jcr.co.jp
)の「格付方針等」に、
「コーポレート等の信用格付方法」
(
2014
年
11
月
7
日)、
「機械」
(
2011
年
12
月
7
日)として掲載している。
5.
格付関係者:
(発行体・債務者等)
株式会社キッツ
6.
本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての
JCR
の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、
JCR
が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7.
本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・
格付関係者が提供した監査済財務諸表
・
格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8.
利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR
は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9.
JCR
に対して直近
1
年以内に講じられた監督上の措置
:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページの“Rating Information”(http://www.jcr.co.jp/english/top_cont/rat_info01.php)
に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先
情報サービス部 TEL:03-3544-7013 FAX:03-3544-7026